2021/4/21

テクノロジー

グーグル、中東欧初のクラウドリージョン開設

この記事の要約

米グーグルは15日、中東欧地域で初となるクラウドのデータハブ(クラウドリージョン)をポーランドのワルシャワに開設した。投資額は20億米ドル。これによって同国と近隣諸国のユーザーはグーグルのクラウドサービスにアクセスする際 […]

米グーグルは15日、中東欧地域で初となるクラウドのデータハブ(クラウドリージョン)をポーランドのワルシャワに開設した。投資額は20億米ドル。これによって同国と近隣諸国のユーザーはグーグルのクラウドサービスにアクセスする際の待ち時間が短縮されるなど、利便性が向上する。

グーグルクラウドのポーランド事業を統括するマグダレナ・ジェヴグチュ氏は「国内および中東欧に拠点を置くあらゆる企業が人工知能(AI)やデータ分析などの最先端技術にアクセスできるようになる」と述べた。

グーグルは2019年、ポーランドのクラウドプロバイダー大手クムラ・クラヨヴァ(Chmura Krajowa)と戦略提携を結び、ワルシャワにクラウドリージョンを設置する計画を明らかにしていた。同社は西部のヴロツワフにもクラウド事業のオフィスを構える。

ポーランドでは米マイクロソフトもクラウドのデータハブ設置を含む10億ドル規模の投資計画を進めている。