ウズベキスタン・エネルギー省は19日、オランダ企業のストーン・シティ・エナジー(SCE)と火力発電所の建設で合意したと発表した。建設費は12億米ドル。2024年末に着工し、完成後の設備容量は1,560メガワットとなる。SCEは設計、資金調達、建設、発注及び運営・管理を行う。運営期間は25年で、合意には電力購入契約が含まれる。完成後は150人が従事する。
新発電所は同国最南部スルハンダリア地方のアンゴル地区にある150ヘクタールの土地に建設される。発電設備には独シーメンス・エナジー製のHL型ガスタービンおよび蒸気タービンなどを導入。これにより年間11億立方メートルの天然ガスを節約できるという。
SCEはウズベキスタンにおける発電所建設事業を目的として2019年に設立された特定目的会社。シーメンス・パワー・ヨーロッパの元幹部、アラン・ダニアウ氏が社長を務める。