スウェーデンの通信機器大手エリクソンがハンガリー・ブダペストの研究開発(R&D)拠点を拡張する。200人を雇用してクラウドを用いたマルチメディアシステムの開発を行う予定。投資額30億フォリント(830万ユーロ)のうち6億フォリントを政府の助成で賄う。シーヤールト外務貿易相が4月27日に明らかにした。
ブダペストの拠点では現在2,000人以上が従事している。現地法人のガーボル・エーリ最高経営責任者(CEO)によると、同拠点では第5世代移動通信(5G)ネットワークをはじめ、クラウドコンピューティングやマイクロ波に関する研究開発が行われている。同法人はこれまでに130億フォリントを投じて現地の高等教育機関との提携を進めてきた。
エリクソンはハンガリーで、通信大手マジャールテレコムを含む複数の企業と5G事業に関する130以上の契約を結んでいる。(1HUF=0.36JPY)