エボニック―利益見通し引き上げ―

特殊化学大手の独エボニックは6日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。1-3月期決算が好調だったためで、営業利益(EBITDA、調整済み)の予測レンジを従来の「20億~23億ユーロ」から「21億~23億ユーロ」へと上方修正した。

1-3月期のEBITDA(同)は5億8,800万ユーロとなり、前年同期を15%上回った。特殊添加剤、栄養・ケア、スマート材料部門が好調で、売上高も4%増の33億5,800万ユーロに拡大。純利益は43%増えて1億8,600万ユーロとなった。クリスティアン・クルマン社長は「利益は2020年だけでなく、パンデミック前の2019年も上回った」と満足の意を示した。

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