スロバキア議会は4日、企業が時短措置を導入した場合の政府による休業補償制度を2022年初頭から施行する法案を可決した。同補償は労働者が休業により規定の労働時間を満たすことができない場合に支給される。
政府が休業補償を支給するのは、週当たり規定労働時間の10%以上の労働時間が確保されている従業員の割合が全体の3分の1未満となる場合に支給される。支給額は時間当たり平均賃金の60%とされている。支給期間は6カ月で連続24カ月までの支給が可能。支給を受ける企業は、支給打ち切り後2カ月間は雇用を維持する必要がある。個人事業主や公務員は対象に含まれない。
政府は昨年、新型コロナウイルス流行の影響で業績の悪化した企業に対し、雇用の維持や操業再開に向けた一時的な支援措置を導入していた。