中古の携帯電話を整備して販売するトルコのイージージェプ(EasyCep)はこのほど、国内外の投資家から合計900万トルコリラ(100万米ドル)のシード投資を受けた。資金は取り扱い製品の拡大や来年からの国外進出に投じる。
イージージェプは2018年の創業。中古の携帯電話やスマートウオッチ、コンピューターを修理し、「リファービッシュ(整備済み)品」として1年間の保証付きで販売している。価格は新品の70%。これまでに合計3万台を出荷した。20年には他の業者も出品できるマーケットプレイスを開設した。商品の性能を確保するため、出品者は独自に事前審査している。
今回のシード投資には、トルコ・フィババンカの投資会社フィンバーグ(Finberg)、個人投資家ネットワークのケイレツフォーラムのほか、起業家のハーカン・バシュ氏(ピーク・ゲームズ、エース・ゲームズ)、イルカ・ソズディンラル氏(決済サービス会社ビルレシク・エデメ)、アハメド・カルス氏(決済サービス会社パパラ)が参加した。
イージージェブの創業者の一人であるメヘメト・アキフ・エスデミル氏によると、トルコにおける中古携帯電話の年間販売数は2,000万台、市場規模は60億ドルと推定されている。(1TRY=12.92JPY)