博報堂は18日、ロシアの独立系デジタルクリエイティブ・エージェンシー「アイラブデジタル」の過半数株式を取得したと発表した。これまでも協力関係にあった同社を自社グループに取り込むことで、急成長するロシアや周辺地域のデジタル市場への対応力を強化する。また、同国の広告市場の動向に注力し、日系企業を含む内外の顧客への課題解決力を高めていく。
アイラブデジタルは2009年の設立。デジタルマーケティング戦略の構築をはじめ、クリエイティブ・コンテンツ制作、ソーシャルメディアおよびデジタル広告の運用、SEO(検索エンジン最適化)やSEM(検索エンジンマーケティング)など幅広いサービスを国内外の顧客に提供している。高度な技術に基づくデータの運用・応用力やデジタル施策の発案・実行力に定評がある。世界3大広告賞の1つとされるカンヌライオンズでの受賞実績を持つ。