独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は18日、コペンハーゲン市に完全電気駆動のごみ収集車「スカニア25L」を15台供給すると発表した。清掃委託事業者であるアマー・リソース・センター(ARC)は来年から運用を開始する予定。同市は2025年までにカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、同年までに100台以上の電動ごみ収集車を導入する計画という。
「スカニア25L」は定格出力230kW、最大出力295kWのモーターを搭載する。コペンハーゲンでの運行シフトは1日に2回だが、日中シフトの合間に急速充電を、夜間に通常充電を行う。
スカニアは欧州での販売台数に占める電動モデルの割合が2025年までに約10%、30年には50%まで拡大すると予測する。今後はバスおよびトラックのカテゴリーで電動モデルを毎年1機種以上発売していく方針を示している。