ボルボ・カー、トルスランダ本社工場の気候中立を達成

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーは5月26日、トルスランダ本社工場が製造工程における「気候中立」(温室効果ガス排出量を実質ゼロ)を実現したと発表した。2018年にシェブデにあるエンジン工場が達成したのに続き2例目となる。

トルスランダ工場は2008年以来、再生可能エネルギー電力で電気を賄っているほか、暖房燃料に産業廃熱とバイオガスを半々で利用している。

同工場はすでに、スウェーデンの平均的家庭450世帯分の年間使用量に相当する約7,000メガワット時(MWh)のエネルギーを節約している。今後数年をかけて照明や暖房システムの効率をさらに向上させ、2023年までに年間約2万MWhの節約を実現する計画だ。また、25年までに自動車1台当たりの製造工程におけるエネルギー消費を30%削減することを目指す。

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