仏タイヤ大手のミシュランは5月27日、農業トレーラー用タイヤ「TRAILXBIB」シリーズの新製品を6月から発売すると発表した。タイヤの骨格層(カーカス)の弾力性を高める独自技術「ウルトラフレックス・テクノロジー」を採用し、タイヤの接地面を広げて地面への圧力を分散できるようにしている。土壌の踏み固めが抑えられて作物が発育しやすくなることで収穫量の増加につなげる。
新製品は国際的なタイヤ規格のVF(Very High Flexion)に準拠しており、同サイズのラジアルタイヤと比べて耐荷重性能が40%高い。このため、通常よりも空気圧を下げてタイヤの接地面積を広げて使用することができる。トレッドにはタイヤに付着した泥を自然に落とす「セルフクリーニング」パターンを採用している。
サイズラインナップは、タイヤ幅が500ミリメートル(mm)から750mm、タイヤインチは22.5インチから30.5インチの7種類があり、荷重指数は最小が160、最大は187となる。