ウクライナのテクノロジー大手、リヴィウ刑務所跡に新キャンパス

●面積3万9,800平方メートル、取得費は1,360万ドル

●政府は国内刑務所の約3分の1を売却の方針

ウクライナのテクノロジー大手ソフトサーブ(SoftServe)は11日、リヴィウの刑務所跡に新キャンパスを建設すると発表した。今月、子会社の建築事務所を通じて1,360万ドルで取得したもので、来年着工する。向こう5年間で建設費5,000万ユーロを調達する方針だ。

同刑務所は老朽化を理由に2018年に閉鎖された。面積は3万9,800平方メートル。ソフトサーブでは、オフィスのほか、学校、幼稚園、スポーツ施設を併設した「近未来的」なキャンパスとなると説明している。国際的建築事務所と提携する予定だ。

ウクライナ政府は財務省の主導で、国内およそ100カ所にある刑務所の3分の1弱を2年以内に売却する計画だ。その資金で新しい刑務所を建設し、老朽化の問題に対応する。

リヴィウ市では、建物の維持に数百万米ドルをつぎ込まなくてよいうえ、(開発による)税収も見込まれるとして、売却措置を歓迎している。

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