古着ECマーケットのユニコ―ン企業ビンテッド、カナダに進出

●カナダは14番目の進出国

●同社はリトアニア初のユニコーン、評価額は35億ユーロ

リトアニアの電子商取引(EC)プラットフォーム企業ビンテッド(Vinted)は5月末、同社として14番目の市場としてカナダに進出した。古着の再利用を促進するため個人間の売買・交換を可能とする同社のECプラットフォームは、循環経済への関心が高まるカナダで大きな需要があると見ている。

ビンテッドは2008年に創業。パソコンやスマートフォン上で中古の衣料品やアクセサリーを売買、交換するプラットフォームを運営している。現在は英国、ドイツ、フランス、スペインなど欧州12カ国と米国で2,000万人超が利用している。

同社は19年11月に1億2,800万ユーロの資金調達に成功し、リトアニア初のユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場企業)となった。今年5月には2億5,000万ユーロの成長資金を調達。資金は欧州での市場拡大と、サイバーセキュリティ、決済、配達、インフラなどプラットフォームの質向上に投資する。企業評価額は現在、35億ユーロに上昇している。

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