遠隔同時通訳プラットフォーム開発 リトアニア

遠隔同時通訳のプラットフォームの開発運営を行う。同社が提供するのは、会議などの参加者が手元の端末でプロの通訳者による音声翻訳を聞くことができるサービス。インターネット環境とスマートフォンやパソコンなどがあればどこにいても利用が可能だ。従来の同時通訳で必要だった機材や通訳の手配費用が不要なため、主催者側は大幅なコストダウンが見込める。5月にはシリーズA(成長期)の資金調達ラウンドを行い、バルト地域で過去最大規模となる3,100万ドルを調達した。

通訳を請け負う認定通訳者は遠隔または実際の現場から参加する。機械翻訳ではなくプロの通訳者を使うことで、ミスが許されない高度な会議や、機微に関わる内容などにも的確に対応できるメリットがある。企業通訳や国際会議、興行イベントなどのほか、国際結婚の式場などでの需要がある。

2014年の設立。現在、1,000人以上のフリーランスの通訳者と協力している。昨年は新型コロナ禍でオンライン会議が急速に普及し、利用が前年の12倍に増えた。これまでに70カ国・2万4,000回以上の会議やイベントで12万人以上に利用されている。国連、欧州議会などの国際機関のほか、BMW、JPモルガン、マイクロソフトなど大手企業も顧客に持つ。

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