フォードのスマホ警報システム、乗用車にもサービス拡大

米自動車大手フォードの欧州法人(独ケルン)は10日、スマホアプリを通じた商用車向け警報システム「セキュリアラート(SecuriAlert)」(旧称「ガードモード」)のサービスを乗用車にも拡大すると発表した。同サービスはコネクテッド機能を搭載した車両の不審な動きをリアルタイムで検知し、ユーザーにスマートフォン経由で警報を送るもの。手元のスマホからオンオフの切り替えを素早く行える。 セキュリアラートはフォードのサービスアプリ「フォードパス・プロ」を利用する。稼働中に車両のセンサーが不自然な動きを検知し、車載コネクトテッドモデム(フォードパス・コネクト)を通じてユーザーのスマホに警報を送信する。鍵の使用も検出するため、盗難や複製された鍵が使われた場合にも役立つ。スマホの画面には不審な動きの発生時刻や警報の理由、車両の現在地などが表示される。

フォードによると、英国では2020年に車両盗難が3割以上増えた。1日平均205台の車両が盗難されているという。

上部へスクロール