ボーダフォン、商用オープンランでNECなどと提携

英通信大手ボーダフォンは14日、無線アクセスをオープン化する「オープンラン」と呼ばれる通信網の商用化に向けて、NECなど6社と提携すると発表した。英国内での商用オープンラン構築に必要となる機器などを調達する。

オープンランは特定のベンダーに依存する一般的な携帯電話基地局と異なり、複数のベンダーの機器を組み合わせて構築するもの。中国の華為技術(ファーウェイ)、スウェーデンのエリクソンなど通信機器大手だけに頼らず、様々なベンダーの強みを生かして構築することが可能となる。

ボーダフォンは英国内の2,500カ所に基地局を設置し、欧州初となる商用オープンランを構築する計画。年内にウェールズなど南西部で整備を進める。

提携したのはNEC、韓国のサムスン電子、米デル、ウインドリバー、キーサイト・テクノロジーズ、仏ITコンサルタント企業のキャップジェミニ。NECは超多素子アンテナを搭載した5G基地局装置を供給する。

上部へスクロール