コンサルティングサービス大手の米アクセンチュアが、リトアニアの首都ヴィリニュスに情報通信技術(ICT)分野の先進テクノロジーセンターを設置する。年内に開設する予定で、まずシステムインテグレーション(SI)やカスタムソフト開発分野の専門家を数10人雇用し、2~3年内に数100人規模に増強する計画だ。
アクセンチュアは2002年にラトビアに先進テクノロジーセンターを開設。現在、ITエンジニアを約1,800人雇用し、エンドツーエンド(E2E)技術とビジネスサービスを世界各地の顧客に提供している。リトアニアの新センターは、業種・部門にまたがるテクノロジーソリューション、カスタムエンジニアリング、インフラ、クラウドサービスを担当する。
リトアニアはITインフラが整備されたデジタル化先進国。ビジネス環境が良く、有能な人材が豊富なことから、近年、米オラクルが製品開発とセキュリティオペレーションの拠点を、ムーディーズが欧州拠点を構えるなど、国際大手企業の進出が活発だ。