自動車部品大手の独ボッシュは17日、商用車大手の独ダイムラー・トラックとスウェーデン同業ボルボの燃料電池合弁会社セルセントリックから大型受注を獲得したと発表した。燃料電池システム向けにパワーエレクトロニクス内蔵の空気圧縮機を長期供給する。2020年代半ばから量産を開始する予定だ。
セルセントリックは折半出資の合弁として3月に設立された。ダイムラー・トラックとボルボが20年代後半からそれぞれ量産する大型燃料電池トラック用の燃料電池システムを開発・生産することになっている。
ボッシュは同システムに酸素を供給する空気圧縮機を受注した。同社はモーター出力20キロワット(kW)と30kWの計2製品を持つ。