仏ヴァレオがナビヤとの提携強化、レベル4の自動運転技術開発に向け

仏自動車部品大手のヴァレオは17日、無人運転シャトルバスの開発を手掛ける仏ナビヤ(Navya)との提携関係を強化し、自動運転システムの開発を加速すると発表した。レベル4の自動運転システムを今後3年以内に実用化することを目標に、カギとなる車載カメラ、人工知能(AI)、電子制御ユニット(ECU)の研究開発を強化する。開発の第一段階終了は2022年第3四半期(7-9月期)を見込んでいる。

ヴァレオからは、自動運転車両が周囲環境を正確に認識できるセンサー技術および関連するアルゴリズムを提供し、ナビヤは実地試験で得られた技術・機能に関するデータをヴァレオと共有する。これらの共同作業を通してヴァレオは部品性能を高め、ナビヤが販売する自動運転車両に実装していく。

ナビヤの自動運転車両にはすでに、ヴァレオの3次元(3D)ライダー(LiDAR)などの自動運転技術が採用されている。2020年末時点におけるナビヤの無人運転シャトルバスの世界販売は180台となっている。

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