●「打ち上げシステム及びロケットで多くの経験」=DKAU長官
●同国は年末に米スペースXのロケットで衛星打ち上げの予定
ウクライナのヴォロディミル・タフタイ国立宇宙機関(DKAU)長官はこのほど、トルコ・アナドル通信の取材に対し、トルコとウクライナが宇宙開発分野でも様々なプロジェクトを共同で実施できるという見方を明らかにした。実現の第一歩として年内にトルコ宇宙機関(TUA)を訪問し、その可能性について意見を交換したい意向だ。
タフタイ長官は「トルコは長年のパートナーであり、技術も進んでいる。ウクライナとしてはトルコと是非協力したい。ウクライナは打ち上げシステム及びロケットで多くの経験を積んできており、ロケットや人工衛星の開発・製造・打ち上げで協力できる」と意欲を語った。
ウクライナ国家宇宙局は年末に米スペースXのロケットで「シーチ 2-1」衛星を宇宙に送り出す。新宇宙プログラムでは完全国産の洋上宇宙基地の整備や人工衛星開発などに取り組む。