再可エネ開発スヴェヴィンド、カザフのグリーン水素生産計画で発電プラント整備

●発電プラントは総発電容量45ギガワット

●カザフはグリーン水素産業の構築を目指す

スウェーデンの再生可能エネルギー開発会社、スヴェヴィンド(Svevind)の独子会社がこのほど、カザフスタンのグリーン水素生産施設開発計画で同国投資庁(カザフインベスト)と覚書を交わした。同社は水素生産施設に電力を供給する風力・太陽光発電プラントを整備する。

計画の発電プラントは総発電容量が45ギガワットで、国内西部および中部の草原地帯に設置を予定する。年産能力が約300万トンの大型水素電解施設に、年間で30ギガワットを供給する。資金調達から開発、エンジニアリングまでに約3~5年、建設開始から試験運転までに約5年かかるとみる。

カザフスタンはグリーン水素産業を構築して国際サプライヤーの仲間入りを目指す。ユーラシア市場への輸出や、国内のアンモニア、鉄鋼、アルミニウム業界の生産工程ガスとしての需要を見込む。

上部へスクロール