英レボリュート、企業価値が国内フィンテック企業で最大に

英国の新興フィンテック企業レボリュートは15日、ソフトバンクグループ系のファンドなどから新たに8億ドルを調達したと発表した。調達に際して評価された企業価値は330億ドルで、英国のフィンテック企業では最大となる。

レボリュートは2015年に創業。モバイル端末のアプリを活用したデジタル銀行サービスを展開している。今回はソフトバンクグループ傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」と米ファンドのタイガー・グローバル・マネジメントから調達した。企業価値は20年初めの資金調達時の6倍に達し、英大手銀行ナットウエストの時価総額を超えた。

同社は急成長しているが、黒字化よりも事業拡大などへの投資を優先しており、2020年は1億6,800万ポンド(約255億円)の赤字だった。しかし、21年1~3月期から黒字に転じている。今回調達した資金は米国事業の拡大など国際展開の強化、新商品開発などに充てる。

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