エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは14日、2021年9月通期の売上高営業利益率(調整済みのEBITAベース)で3~5%を達成するとした予測を取り下げた。再生可能エネルギー製品子会社シーメンス・ガメサの業績不振を受けた措置。新たな予測は提示していない。
シーメンス・ガメサは売上高営業利益率を従来予測の3~5%から「0~マイナス1%」へと引き下げた。コロナ禍からの急速な経済回復を背景に材料調達コストが上昇しているうえ、最新世代の陸上風力発電タービン「5.X」の設置コストが膨らんでいるため。設置コストは特に、新型コロナの流行で作業が滞るブラジルで拡大している。