製薬大手の独シュターダは27日、仏同業サノフィと販売協定を締結したと発表した。サノフィの一般医薬品(OTC)およそ50ブランドを欧州20カ国で11月から販売する。シュターダはサノフィからOTC 13ブランドの権利を6月末に取得したばかり。欧州OTC市場で存在感をこれまで以上に高める狙いだ。
今回の取引ではスカンジナビア、バルト諸国、オランダ、アイルランド、バルカン諸国、マルタの計20カ国でのサノフィ製品販売を取り決めた。サノフィはシュターダの市場プレゼンスを活用して拡販を目指す。
6月末の合意ではサノフィのOTC13ブランドをフランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペインなど13カ国で販売する権利を取得した。