フォルクスワーゲン―利益率見通し引き上げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは7月29日、2021年12月期の売上高営業利益率(EBITベース)見通しを引き上げた。6月中間期の業績が好調だったためで、予測レンジを従来の「5.5~7.0%」から「6.0~7.5%」へと上方修正した。

6月中間期のEBITは113億5,800万ユーロ(前年同期:14億9,000万ユーロの赤字)となり、過去最高を更新した。高級乗用車のアウディ、ポルシェと金融サービスが好調で、全体が強く押し上げられた。売上高は34.9%増の1,296億6,900万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期のマイナス1.5%からプラス8.8%へと上昇した。税引き後損益は84億5,400万ユーロの黒字。前年同期は10億1,900万ユーロの赤字だった。

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