独水素ステーション網構築団体に現代自が出資

燃料電池車(FCV)の普及に向けて水素ステーション網の構築に取り組む独企業連合H2モビリティは5日、韓国の現代自動車から出資を受けることで合意したと発表した。現代自は2017年から同連合に協賛会員資格で加盟しているが、FCVの販売を促進するためには全国的な水素補給網の構築が欠かせないことを踏まえ出資者になることを決めた。

H2モビリティは2015年、エネルギー大手のトタル、シェル、OMV、工業ガス大手のリンデ、エア・リキード、自動車大手ダイムラーの6社が出資して設立した。現代自は7社目の出資者となる。

同連合は水素ステーションを全国400カ所に設置することを目標としている。まずは人口が密集する主要7地域(ハンブルク、ベルリン、ライン・ルール、フランクフルト、ニュルンベルク、シュツットガルト、ミュンヘン)と高速道路沿いに新設していく考え。19年末までに計100カ所を達成する計画だったが、これまでに開設したのは91カ所にとどまる。

同連合には自動車大手BMW、フォルクスワーゲン(VW)、トヨタ、ホンダも協賛会員として加盟している。

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