●上げ幅は前月から8.6ポイント減少
●製造業全体で縮小、「自動車」は4.7%減、
ポーランド中央統計局が19日発表した7月の鉱工業生産指数は前年同月比で9.8%上昇したものの、上げ幅は前月の18.4%を8.6ポイント下回った。上昇率の低下は3カ月連続。製造業の上げ幅が前月の19.4%から9.7%に縮小したことが大きい。鉱工業全34業種のうちプラスとなったのは27業種だった。
上げ幅は「コンピューター・電子・光学機器」で前月の47.5%から25.9%へと大きく縮小した。このほか、「電気設備」が12.2ポイント減の26.4%、「ベースメタル」が8.3ポイント減の22.3%、「金属製品」が2.9ポイント減の21.5%へと後退している。
主要産業の「自動車・トレーラー」は4.7%減少した。「家具」(2.4%減)も振るわなかった。
財別では中間財が15.7%、エネルギー製品が10.3%、資本財が7.2%、耐久消費財が6.4%増加。非耐久消費財は0.1%減少した。