●従業員は他工場への異動を拒めば解雇手当なしに失職
●独同業レオニは裕羅の社員を現地で400~600人受け入れる意向
韓国電装部品大手の裕羅がセルビアのニシュ工場を今月末に閉鎖する。赤字採算が理由だ。月末で契約期限の切れる400人弱は、他工場への異動が契約延長の条件となる。
現地メディアが7日付で報道したところによると、閉鎖の通知は工場の掲示板に貼り出された。会社側は正規・フルタイム社員264人に対しても、他工場へ移ることを承知すれば働き続けられるが、拒めば解雇手当なしに職を失うと通告したという。
アレクサンドル・ブチッチ大統領によると、ニシュに工場を開設したばかりの独同業レオニは、裕羅の社員を400~600人受け入れたい意向だ。