IAAモビリティ、40万人超が来場

独自動車工業会(VDA)のヒルデガルト・ミュラー会長は12日、このほど開催されたミュンヘン国際自動車ショー(IAAモビリティ)の来場者数が40万人を超えたと述べ、新しいコンセプトが来場者に受け入れられたと満足の意を示した。来場者の3分の2が40歳未満の年齢層で、アンケート調査では新コンセプトを「良い」または「とても良い」と評価した人が全体の86%を占めたと説明している。

IAAは1951年から69年間の長期に渡り、フランクフルトで開催されてきたが、今回からミュンヘンでの開催となった。見本市会場に加え、ミュンヘン市内に「オープンスペース」と呼ばれる複数のスペース(特設会場)を設けるなど新しいコンセプトを採用した。

VDAやミュンヘン見本市会場の運営会社によると、従来の出展に加え、新しい技術を直接体験することができる新しいコンセプトが好評であったもよう。

なお、ミュラー会長は、トヨタやゼネラル・モーターズ(GM)、ステランティスなどの大手自動車メーカーが出展を見合わせたことについては、「移動制限の問題から今回は出展できなかった企業もあるが、パンデミック後の2023年には多くの国際的な企業が参加するだろう」との前向きな見解を示している。

次回のIAAモビリティはミュンヘンで2023年9月5~10日に開催される予定。

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