タイヤ大手ミシュラン、本社に新レセプションビルが完成

仏タイヤ大手のミシュランは13日、クレルモン・フェランの本社施設に新しいレセプションビルが完成したと発表した。投資額は2,000万ユーロ。木材とガラスを多用した独創的な建築デザインで、町の「顔」と呼ぶにふさわしい外観となっている。新ビル工事と併せ、隣接するキャルメ広場(Place des Carmes)を改修する工事も実施し、地域住民のための共有スペースとして整備した。両プロジェクトに参加した企業の約9割が地元の事業者だった。

新レセプションビルで目を引くのは、建物正面の幅160メートルの間口だ。柱と梁、天井に地元産の木材をふんだんに使い、清新で統一感のある印象を生み出している。建物はガラス張りで、巨大な樹木など観葉植物が育つ内部は透明感とくつろぎやすさを意識した設計となっている。このほか、小規模の展示会や従業員の子どもを遊ばせることができるスペース、市民が利用できるカフェも併設している。

キャルメ広場は1,180万ユーロを投資して整備した。池や噴水、樹木を効果的に配置するなど、従業員や地域住民のオアシスとなるよう設計されている。

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