●DBMS事業のクリックハウスを分社化
●VC各社から5,000万米ドル弱の出資を受ける
ロシアIT大手ヤンデックスは20日、オープンソースのデータ管理システム(DBMS)を運営するクリックハウス(ClickHouse)事業を分社化すると発表した。ベンチャーキャピタル(VC)のベンチマーク・キャピタルおよびインデックス・ベンチャーズなどからAラウンド投資として5,000万米ドル弱の出資を受け、クラウドベースのDBMSや大手企業向けソリューションを開発する。
クリックハウスのDBMSは2009年にプロトタイプが稼働。16年6月にオープンソース化された。多量のデータ集計に向く列指向のDBMSで、集計・分析の高速化が可能だ。データ保存・分析、監視、事業分析など、企業が日々必要とする業務に活用できる。
ヤンデックスによれば、すでに配車サービスのウーバー、メディア大手コムキャスト、電子商取引(EC)のイーベイ、ネットワーク機器のシスコなど大手企業でも導入されているという。