●バルト3国とベラルーシ、およびアフリカ市場に進出
●昨年の売上高は前年比13.2%増の20億ドル弱へ拡大
ロシアをルーツに持つITコンサルティング・ライセンス販売業者ソフトラインが事業の国際化を推進している。今月にはラトビアの同業スコリオ(Squalio)から、バルト3国及びベラルーシのライセンス販売事業を買収したほか、エジプトのデジテック(DigiTech)と合弁会社を設立。アフリカ市場へ足を踏み出した。
ソフトラインは1993年にモスクワで創業。昨年、本拠をロンドンへ移した。東欧、アメリカ大陸、アジアなど世界55カ国95都市で事務所を運営する。デジタルトランスフォーメーションやクラウドサービス、サイバーセキュリティ分野に重点を置く。マイクロソフト、アドビ、オラクル、IBM、グーグルなど、クラウドやセキュリティ大手の認定を受けている。
昨年は自社と同じ名前のドイツ企業ソフトライン(ITコンサルティング)と、インドのエンビー(Embee、クラウドサービス、ソフトのライセンス販売、サイバーセキュリティ、システム統合)を買収したほか、ロシアのアプラナからソフト開発受託事業を取得した。
昨年の売上高は前年比13.2%増の20億米ドル弱へ拡大した。国外売上がその45%を占める。