IoTサービスの独スタートアップ企業ワンス(1NCE)は9月29日、ソフトバンクグループや電気通信大手のドイツテレコムから総額5,000万ドルの資金を調達したと発表した。事業の国際化促進とクラウドベースのIoTプラットホーム開発に充てる。
ワンスはケルンに本社を置く2017年の設立の企業。通信機能を持つ様々な機器を対象に固定価格でネット接続サービスを提供している。2G、3G、4G、5G、NB-IoT、LTE-Mに対応。独自開発したクラウドベースのIoTプラットホームを通してプラグアンドプレー(PnP)や機器管理などのサービスを提供している。世界100カ国以上で事業を展開。顧客企業7,000社強の計1,000万個の機器を管理している。
ドイツテレコムは同社の設立当初からシード投資家として支援を行ってきた。ソフトバンクグループは先ごろ、ドイツテレコムと戦略協業合意しており、その流れでワンスに資本参加した。ソフトバンクグループのマルセロ・クラウレ最高執行責任者(COO)は、「ワンスは何百万個もの低帯域幅センサーの接続で世界をリードしている」と述べ、同社を高く評価した。