自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは1日、提携先の独ソフト会社ダブルスラッシュへの出資比率を従来の40%から51%に引き上げ子会社化したと発表した。「つながる車」分野の協業を深化させる考え。
ダブルスラッシュはドイツ南部のフリードリヒスハーフェンに本社を置く1999年設立の企業。自動車や医療機器分野の企業を顧客に持つ。ミュンヘンとシュツットガルトにも事業拠点を持つ。
ZFは2016年、同社に資本参加するとともに協業を開始。つながる車分野のソフト・サービスソリューションを共同開発している。ZFによると、ダブルスラッシュは例えば、車載ソフトの無線(OTA)アップデートを高いセキュリティ水準で行う技術を持つ。
ダブルスラッシュは事業を急速に拡大しており、売上高は16年の1,000万ユーロから2,500万ユーロへと拡大した。従業員数も120人から250人へと増えている。