英JLRの業績回復に逆風、スロバキア工場など半導体不足で再び減産

●スロバキア・ニトラと英ソリフルの2工場は25日から5日間停止

●ニトラ工場の年産能力は15万台

印タタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)が、再び減産に踏み切った。半導体部品が依然として不足しているためだ。新たな工場休業で出荷数は5,000~7,000台、売上高は3億~3億2,500万英ポンド減ると推測される。JLRは今年4~9月にも同じ理由から4億ポンド相当の減産を強いられており、業績回復の足を引っ張ると懸念される。

スロバキアのニトラと英ソリフルの2工場は25日から5日間、生産委託先のマグナ・シュタイヤーの墺グラーツ工場は25、26日および来月1、2日の4日間操業を停止する予定だ。エンジンも数種類について、25日から来月12日まで生産を見合わす。

アナリストらは、半導体不足が緩和するというJLRの見通しに立ち、10~12月(第3四半期)の同社生産台数を9万~9万5,000台、22年1~3月(第4四半期)は12万~12万5,000台と予測していた。しかし、今回の操業停止で第3四半期の出荷台数が採算ラインの9万台を割る恐れも出てきた。

ニトラ工場は2018年秋に操業を開始。「ディフェンダー」と「ディスカバリー」を手がける。年産能力は15万台。

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