ハンガリー、華為技と長期提携で基本合意

●オンライン教育、5G開発、スマートシティなどで協力の方針

●華為はハンガリーのI4.0環境を整えたい意向

ハンガリー政府は10月26日、中国通信設備大手の華為技術(ファーウェイ)と長期提携に向けた基本合意書(MoU)を交わした。オンライン教育、次世代通信(5G)及び固定通信網の開発、スマートシティなどでも協力していく方針だ。

華為技は今回の合意について、地元教育機関との緊密かつ継続的な提携と、技術革新・知識移転によるデジタル教育の開発を強化するものととらえている。また、ハンガリーにおける5G技術の導入・応用においても主導的役割を果たし、商業利用を加速させることで、同国産業が情報技術の活用による生産効率化(インダストリー4.0=I4.0)の恩恵を受けられるようにしたい意向だ。

ラースロー・パルコヴィッチ革新技術相は、ハンガリーにおけるエネルギーの効率利用に向けて、デジタル化とグリーン技術が最も重要な技術と位置付けている。また、将来的にバッテリー、エネルギー貯蔵技術が戦略的に大きな意味を持つという見地から、ハンガリーをドイツに次いで欧州第2のバッテリー生産国に育てる目標であることを確認した。

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