●モスクワでロボット36台を用い試験事業を実施
●ロシア郵便にとり業務自動化やサービス改善につながる可能性
国営ロシア郵便はIT大手ヤンデックスと提携し、このほどモスクワで自律走行ロボットを用いた小包配達を開始した。まずはパイロットプロジェクトとして、モスクワの中心街に位置する4郵便局から4キロ内区域への配達を取り扱う。月末までに取扱局を27局に拡大する。導入する配達ロボットの数は36台。利用するには、受取人がアプリでロボット戸口配送を選択すればよい。
ヤンデックスはすでに国内のほか、米国では料理宅配サービスのグラブハブと提携して大学キャンパス内での食事デリバリーでロボットを活用している。ロシア郵便との提携で、展開規模が大きく広がる。
ロシア郵便にとっては、業務自動化やサービス改善につながる可能性がある。ロシア郵便は国内3万8,000カ所で郵便局を運営し、年間1億800万個の小包を取り扱う。