ロシアとベトナム、自動車合弁会社の生産開始に向け協議

●GAZタンダットは露GAZとベトナムのタンダットの合弁会社

●露・ベトナム双方が相手側の対応の遅れを指摘

ロシアとベトナムは3日、産業省副大臣レベルのオンライン作業会合で、両国の合弁自動車会社GAZタンダット(GAZ Thanh Dat)の事業進捗状況について意見交換した。ロシアのグルズデフ副産業大臣は、同社が間もなく生産開始することに強い要望を示した。ベトナム産業貿易省によると、12月上旬に予定する同国高官レベルのロシア訪問時に、関連の合意書に調印できるよう準備することで合意した。

GAZタンダットは露自動車メーカーGAZとベトナムのタンダット・グループの合弁会社で、GAZモデルを現地生産する。グルズデフ副大臣によると、ベトナムでの組み立てに今年必要な部品とコンポーネントは230セット超で、すでにその一部はベトナムに輸出済みだ。

ロシア側は合弁会社の製造・組立認定証明書の供与などが遅れていることを指摘。これに対しベトナムのアン副大臣は、GAZからの必要書類を受領し次第、産業省が2021年の生産計画の承認や認定証明書の供与を速やかに行うと回答した。

上部へスクロール