独自動車大手のダイムラーは8日、子会社のダイムラー・モビリティと米クレジットカード大手のビザ(VISA)が技術提携し、車載電子決済(Eコマース)サービスを提供すると発表した。ドライバーは、車内の指紋センサーを使用した指紋認証で、商品やサービスを購入することができる。
当該サービスは、2022年春から、ドイツと英国のメルセデスベンツの顧客に先行導入し、その後、欧州の他の国にも広げて行く。将来は、世界市場でも当該サービスを利用できるようにする。
当該サービスは、ヘッドユニットやメルセデスベンツのマルチメディアシステム「MBUX」を介して決済を行う。指紋認証のため、カード番号、パスワードを入力する手間がなく、スマートフォンなど他の機器を使用する必要もない。当該サービスは例えば、ガソリンスタンドや駐車場での支払いなどに使用することができる。