●倉庫2棟を新築し、生産の効率と安定性を高める
●1棟は原料保管用、もう1棟はタイヤ150万本の保管能力
韓国のハンコックタイヤが、ブダペスト近郊にあるラーツァルマーシュ工場を拡張する。倉庫2棟を新築し、生産の効率と安定性を高めるねらい。投資額は3,200万ユーロを超える。
現在、ラーツァルマーシュ工場では完成したタイヤの88%を敷地内で管理しているが、原料は工場外にある複数の倉庫に保管している。今回の新倉庫のうちの1つは1万3,000平方メートルで、薬品、繊維、鋼線、カーボンブラック、シリカ、ブロックラバーなどの原料を保管する。2つめの倉庫は2万平方メートルで、敷地内のタイヤ保管能力が150万本増える。
工場に倉庫を設ける利点としてハンコックは◇より柔軟に顧客の需要に対応できる◇作業が簡略化でき、従業員が働きやすくなる◇輸送効率が上がるため、環境負荷を減らすことができる――などを挙げている。