チェコのトラック大手タトラ、スロバキアで乗用車生産を再開

●同社の乗用車生産は1997年以来

●トレンチーン工場では軍用トラックも同時生産の予定

チェコのトラック大手タトラ・トラックはこのほど、スロバキア西部のトレンチーン工場で乗用車モデルの生産を再開することを明らかにした。同時に軍用トラックの生産も行う予定。同工場では150人を新規雇用する。同社は1997年まで乗用車も生産していた。

今回生産されるトラックは地雷やミサイル攻撃への防護機能を備えたもので、軍用トラック「815ー7」及び「タクティック」と共通のシャシーを使用する予定。

軍産複合企業チェコスロバクグループ(CSG)傘下の同社はチェコ東部のコプリブニツァに拠点を置く。軍用トラックの「タクティック」、「フォース」及び民生用の「フェニックス」や「テラ」を生産し、製品の80%をロシア含む旧ソ連諸国、イスラエル、アラブ諸国、インド、オーストラリアなどに輸出している。昨年のトラック生産台数は1,186台だった。

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