●15カ月連続のプラスも、上げ幅は5.1ポイント縮小
●製造は前月から4.5ポイント減の9.7%に
トルコ統計局(TUIK)が12日発表した9月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で8.9%増加し、15カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の14.0%から5.1ポイント縮小した。これは2020年9月(8.1%)以来の低い水準。製造が前月から4.5ポイント減の9.7%、鉱山・採石が同1.5ポイント減の7.9%、電力・ガス・スチーム・空調が8.4ポイント減の1%に後退し全体を押し下げた。
財別でみると、中間財の増加幅が13.2%と最も大きく、これに耐久消費財(10.7%増)、非耐久消費財(8.4%増)、資本財(3.9%増)、エネルギー(1.5%増)が続いた。