オートリブ、日本の拠点再編・中部地域に新工場建設

スウェーデンの安全システム大手オートリブは12日、日本における拠点の再編計画を発表した。中部地域に新工場を建設する一方、既存の2工場を閉鎖する。新工場は2023年第3四半期末までに操業を開始し、既存の2工場は、2023年末までに閉鎖する予定。

中部地域に建設する新工場は、「マニュファクチャリング 4.0」のコンセプトに沿った工場となる計画で、日本やアジアにある他の事業所における最新技術の導入の動きを加速する先駆けとなる。

中部地域は、日本の自動車生産の約40%を占めていることから、同地域に工場を設け、顧客へのサポートを強化する。新工場は持続可能性にも配慮しており、効率的な運営や、製品の顧客への輸送距離の短縮により、環境負荷を低減する。

日本市場は、オートリブの2020年の世界売上高の約10%を占めている。また、日本の自動車メーカー向けの売上高は、同社の世界全体の売上高の約30%を占めている。

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