環境保全ソリューション開発 トルコ

植林にドローンを使う環境保全ソリューションを開発している。山火事や干ばつなどに見舞われた土地や地域に対し、上空からシードボール※を散布することで森林の再生を支援する。ドローンならではの遠隔操作により、アクセスが困難な場所でも効果的に植林作業を行える。

独自開発の無人機「エコ・ドローン(ecoDrone)」は、2ヘクタールの土地に10分で2,500個のシードボールを投下できる。これは従来の植林の方法と比べ、6倍の量と12倍の速さにあたる。同社では2030年までに合計10億個のシードボールを散布する計画だ。

同社のスタッフ数は9人。イスタンブールにあるバチェシェヒシュ大学のスピンオフ企業として2019年に設立された。「サステナブル・ビジネスアワード2020」では「スタートアップ・オブ・ザ・イヤー」に選出されている。来年の第1四半期からは、ユーザーが環境に良いことをすると「報酬」が得られるタスク処理型のモバイルアプリ「ecordingApp」のサービスを開始する予定。

※シードボール:多数の種を肥料や堆肥と一緒に粘土に混ぜて団子状にしたもの。「粘土団子」とも呼ばれる。

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