●欧州からバス用製品を受注するのはこれが初めて
●アナドルいすゞの「シティ・ヴォルト」の2モデルに搭載
米電動バス・バッテリーメーカーのプロテラは16日、トルコのアナドルいすゞからバッテリーシステムを受注したと発表した。欧州でのバス用部品受注は初めて。欧州公共交通市場進出への足がかりとなりそうだ。バッテリー容量や取引規模などの詳細は明らかにされていない。
プロテラのバッテリーは、アナドルいすゞの新型バス「シティ・ヴォルト」の2モデル(車長12メートル及び18メートル)に搭載される。航続距離は200~405キロになるという。アナドルいすゞはプロテラとの提携で電動バス市場における地位強化・シェア拡大を目指す。
プロテラは今年2月、スウェーデンのスタートアップであるヴォルタ・トラックスから電動トラック「ヴォルタ・ゼロ」向けバッテリーを受注している。また、米国のライトニングeモータースからは今月、大型受注を獲得したばかりだ。