高級乗用車大手の独BMWは8日、半導体メーカーの独INOVAセミコンダクターズ、米グローバルファウンドリーズから製品の直接供給を受けることで合意したと発表した。コロナ禍からの急速な景気回復を背景に自動車業界で深刻な半導体不足が発生していることを踏まえた措置。そうした事態を今後、回避できるようにする。アンドレアス・ヴェント取締役(調達・サプライチェーン網担当)は「わが社はサプライチェーン網の重要な結節点に位置するサプライヤーとのパートナーシップを深化させ、キャパシティプランニングを半導体メーカーと同期化する」と述べた。
両社からマイクロチップを年に数百万個、調達する。調達したチップはBMWが共同開発したスマートLEDに投入する。