韓国とポーランドが提携強化、ポーランド新空港開発で

●将来的に合弁設立を含む戦略提携を計画

●新空港は2027年に開港予定

韓国とポーランドは9日、ポーランド空港開発プロジェクトにおける提携強化で基本合意を結んだ。新空港(CPK)と仁川空港の運営体の協力を深める目的で、合弁会社設立を含む戦略提携に向けた布石の意味もある。

新空港建設は、ワルシャワの西方約40キロに複合輸送拠点の「連帯物流ハブ(STH)」を整備する計画を構成するものだ。ターミナル面積は3,000ヘクタール。2027年に開港し、当初の年間旅客処理能力は4,500万人となる見通し。最終的に処理能力を最大1億人へ引き上げることも視野に入れている。

STH計画では、ワルシャワのショパン国際空港に代わる新空港を建設し、鉄道、道路をこれに結ぶトランジット基地の開発のほか、住宅整備も予定される。総予算は85億米ドルで、政府は来年、新空港及び周辺施設・インフラの基本計画書を完成させる見通し。

新空港と仁川空港の運営体はすでに今年初めから、新空港の計画策定、設計、用地取得業務で提携している。

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