コベストロ―豪社からグリーン水素調達へ―

化学大手の独コベストロは17日、豪鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)傘下のフォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ(FFI)からグリーン水素とその派生物の供給を受けることで基本合意したと発表した。事業の脱炭素化に向けた取り組みの一環。マルクス・シュタイレマン社長は「グリーン水素とその派生物は代替原料とクリーンなエネルギー源として化学産業で大きな役割を果たす」と意義を強調した。

再生可能エネルギーで製造するグリーン水素と、その派生物であるアンモニアなどを2024年から調達する。規模は水素換算で年最大10万トン。コベストロはこれにより二酸化炭素(CO2)排出量を年最大90万トン削減する。

FFIは欧州、北米、アジアにあるコベストロの工場に水素などを供給する。

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