シュコダ自、21年販売車両のCO2排出量でEU基準を達成

シュコダ自動車は1日、昨年、欧州で販売した車両の二酸化炭素(CO2)平均排出量
が欧州連合(EU)の基準を下回ったと発表した。完全電動車(BEW)の販売好調が
排出量低減に貢献した。シュコダ自では、2030年までに平均排出量を20年の半分以
下へ縮小させる目標だ。
欧州連合(EU)およびノルウェー、アイスランドで昨年納入した自動車のCO2平均
排出量は走行1キロメートル当たり114.8グラムと、EU基準値を3グラム下回った。
クロスオーバーSUV「エンヤックiV」の3万9,000台を含め、BEV販売台数が4万4,400
台、プラグインハイブリッド(PHV)が2万7,600台となり、平均排出量の低減に貢
献した。
シュコダ自では今後も排出量の低下に取り組む方針だ。長期戦略「ネクストレベ
ル」に沿い、30年までにエンヤックiVよりも小型・低価格のBEVを3モデル以上発売
する。これにより、販売台数に占めるBEVの割合を最低で50%、最高で70%まで引
き上げる。また、販売車両の平均排出量を20年の50%未満に抑える。

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