高級車大手の独BMWが電動車「i3」の生産を7月までに終了する。販売不振を受けた措置。英『オートカー』誌が報じ、同社が追認した。
i3はBMW初の電動車で、2013年9月に販売が開始された。電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHV)がある。オリファー・チプセ社長は19年秋の時点で24年まで生産を続ける意向を示していたが、販売が振るわないうえ、他の電動車とプラットホームを共有していないことから、生産終了時期を前倒しする。
同モデルは独東部のライプチヒ工場で生産している。7月までの累計の生産台数は25万台となる見通し。同工場ではi3の生産終了後、BEV「BMW iX1」と「ミニ・カントリーマン」(BEVバージョン)を製造する。