イスラエルのスタートアップAIR、個人用eVTOLを開発

●「エア・ワン」は4基のプロペラで飛行

●2年以内に20万ドルで発売の予定

イスラエルのスタートアップ企業AIRは1月26日、地上走行の可能な電動垂直離着陸機(eVTOL)「エア・ワン」を公表した。同機は2人乗りで、最高時速は250キロメートル、航続距離は約180キロメートル。ドローンのような4基のプロペラで飛行する。

AIRによると、機体の構造はシンプルで信頼性が高く、地上を走行する乗り物と安全性は変わらない。冗長性が多く設けられており、モーターが停止したり、翼やメインのバッテリーを失っても飛行し続けることができる。操縦は人工知能(AI)がサポートする。

バッテリーの充電時間が比較的短いのも特長だ。0%から100%までの時間は1時間だが、20%から80%に達するまでの時間は30分に過ぎない。

AIRは今後2年以内に同機の販売を開始する予定。価格は20万ドルとなる見通し。免許の取得には15時間から30時間の訓練が必要とされている。

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